中村鷹之資の名前の読み方は?父親は誰?後ろ盾は?

中村鷹之資さんは天王寺屋の若手歌舞伎俳優です。父親の中村富十郎を早くに亡くし、後ろ盾となった吉右衛門さんが亡くなった今、天王寺屋を盛り立てるために奮闘を続けています。

踊りの名手と言われた父親の血を引き、品のあるお芝居にも定評はあり、新作歌舞伎刀剣乱舞月刀剣縁桐での同田貫正国役や現在はルパン歌舞伎での長須登美衛門でも鮮烈な印象を与えてくれました。

中村鷹之資さんの名前の読み方や学校や出身校、勉強会「翔の会」について深堀ってみました。

中村鷹之資のプロフィールと略歴

プロフィール

中村鷹之資さん、お名前はなかむらたかのすけと読みます。

【名前】 中村 鷹之資(なかむらたかのすけ)
【屋号】 天王寺屋
【本名】 渡邊大(わたなべだい)
【生年月日】 1999年4月11日(25歳)
【出身地】 東京都
【学歴】 学習院大学経済学部経営学科卒業

中村鷹之資さんは人間国宝の父を持つ歌舞伎界の御曹司です。

ですが、まだ25歳ながら、既に父親は他界されていて後ろ盾がない中、父親譲りの舞踊とハートのあるお芝居が魅力の若手俳優です。

身長や体重の情報はなかったのですが、刀剣乱舞の時刀剣男子が横並びになると、162cmの中村莟玉さんより背が低いように感じました。

ご本人も、スラっと背の高いい刀剣男子役は自分でいいのかと思われたそうです。

略歴

1999年4月11日、人間国宝・五代目中村富十郎さんの長男として誕生。

2001年4月 歌舞伎座「石橋」の『文殊菩薩』役で、中村大を名のり、2歳で初舞台。

2005年11月 歌舞伎座「鞍馬山誉鷹」の『源牛若丸』役で、中村大改め「中村鷹之資」に改名披露。

初舞台が2歳というのは驚きです。

父の中村富十郎さんが再婚されたのが富十郎は1996年で、1999年に生まれたのが長男の鷹之資さんで、69歳の時のお子さんなんです。

なので、できるだけ早く道筋をつけておきたいと考えられたのかもしれません。

中村鷹之資の家系が凄い?後ろ盾は?

【祖父】四代目中村富十郎(父方)

【祖母】(初代) 吾妻徳穂(父方)

【父】    五代目中村富十郎

【母】 渡邊正恵(元女優)

【妹】    渡邊愛子(舞踊家)

中村鷹之資さん父親は、人間国宝の五代目中村富十郎さんです。

踊りの名手として有名で、時代劇や世話物でも当たり役が多く、粋と色気を感じさせる役者さんでした。

父親の3度目の結婚相手が元女優の久邇 瑳代子(クニサヨコ)さんで、結婚当時は富十郎さんが66歳、瑳代子さんが33歳という、年齢差33歳ということが大きな話題になりました。

そして、鷹之資さんが生まれた時の富十郎さんは69歳、妹の愛子さんが生まれた時が74歳ですから、びっくりですね。

ご両親、本当にお子さんを世に送り出して下さってありがとうございます!

そして、中村鷹之資さんの祖母は日本舞踊の吾妻流家元の吾妻徳穂さんです。

その孫娘である二代目吾妻徳穂さんが結婚されたのが、四代目中村鴈治郎さんなので、ある中村壱太郎さんともということになり、中村扇雀さんや中村虎之介さんとも・・・と考えると

やはり歌舞伎の家は何らかのつながりがあるということですね。

中村鷹之資はどこの学校?

中村鷹之資さんはどこの学校を卒業されたのでしょうか?

なんと、幼稚園から大学まで学習院なんですよ、学習院。

歌舞伎のお家にしては珍しいのですが、「学習院に通わせたい」というのは父中村富十郎さんの遺言だったそうで、それを全うされたのは立派な親孝行だと思います。

中村鷹之資さんの父、中村富十郎さんは2011年1月3日に直腸がんで亡くなっています。

歌舞伎役者として歩み始めたばかりの跡継ぎを残して逝くことことはさぞかし無念であったろうと思われます。

中村鷹之資の後ろ盾は?

歌舞伎界では、家の芸を継承し名前を継いでいくことはとても重要なことと言えます。

ですので、どこのお家も父と子で同じ劇場や演目に出ることも多いのです。

その後ろ盾となる父親を鷹之資さんは11歳の時に失ってしまいます。

その後、中村吉右衛門さんに「鷹之資さんの後ろ盾を」というお話がもたらされ、富十郎さんの四十九日を過ぎた頃に、中村吉右衛門さんが鷹之資さんの後ろ盾を引き受けられました。

それは、父親の中村富十郎さんが、中村吉右衛門家の集客を上げるための人気役者としての上置きを長く勤められていたことに起因します。

中村富十郎さんの一周忌追善となる2012年1月の公演では、として鷹之資さんと吉右衛門さんの「連獅子」が実現することとなりました。

仔獅子を谷底に突き落とした親獅子は、這い上がってきた強い子だけを育てるという伝説にちなんだ演目で、実際の父子で上演されることが多い演目です。

実の子に男子がいない中村吉右衛門さんと、若くして実の父を亡くした中村鷹之資さんということで注目されました。

しかし、中村吉右衛門さんも2021年11月28日に77歳の若さで亡くなりました。

「富十郎襲名までは後ろ盾として支えていく」と当時のインタビューで話されていた吉右衛門さんですがそれもかなわぬこととなりました。

今は、父富十郎さんや中村吉右衛門さん所縁の先輩の元で舞台を勤めておられます。

中村鷹之資自主公演翔の会

中村鷹之資さんは『翔の会』という勉強会を開催されています。

父中村富十郎さんの三回忌となる2013年に始まったものですが、妹である舞踊家の渡邊愛子さんと共に勉強会を継続され、父親所縁の演目にも挑戦されています。

その会も今年で九回を数えることとなり、今年も国立能楽堂で開催されます。

中村鷹之資勉強会第九回「翔之會」概要

二人三番叟(ふたりさんばそう)

中村鷹之資 野村裕基

―琵琶弾き語り―

扇の的 他

長須与佳

尾上松緑 指導
棒しばり(ぼうしばり)

次郎冠者:中村鷹之資
太郎冠者:尾上左近
曽根松兵衛:中村錦之助

【日時】2024年8月12日(月・祝)
12:00開演/16:00開演(開場はいずれも45分前)

【会場】場所 国立能楽堂
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1

【お問合せ】株式会社オフィスタカヤ 天王寺屋友の會
03-3536-3231(平日11:00~16:00)

中村鷹之資はどこで観られるの?

中村鷹之資さんの出演予定は確認し次第更新します。

 

中村鷹之資まとめ

父親の中村富十郎さん早くに亡くし、後ろ盾となった吉右衛門さんが亡くなった今、天王寺屋を盛り立てるために奮闘を続けています。

踊りの名手と言われた父親の血を引き、品のあるお芝居にも定評があり、新作歌舞伎刀剣乱舞月刀剣縁桐での同田貫正国役や現在はルパン歌舞伎での長須登美衛門でも鮮烈な印象を与えてくれました。

応援したくなる素直な坊ちゃんキャラの中村鷹之資さんをどうぞごひいきに。

 

 

 

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