初めて歌舞伎を観に行くとき、どんな歌舞伎を観たらいいのか?ドレスコードはあるのか?お弁当はいつ食べるのか?マナーは?どんなことに気を付ければいいの?と気になることはたくさんあるかと思いますが、2024年最新の一番大切なマナーを発表します。
それは何はなくとも「携帯電話の電源を切れるようになってください」ということです。
お芝居の途中で着信音が鳴り響くと周辺の観客ばかりでなく、舞台の上の役者さんにも嫌な思いをさせてしまうのです。
今日は歌舞伎鑑賞時に場内に鳴り響く携帯電話の騒音問題についてまとめてみたいと思います。
携帯電話・スマートフォンは主電源からお切りください。
歌舞伎座に限らず、またどんなお芝居でも上演前に「携帯電話・スマートフォンは主電源からお切りください」との場内アナウンスが流れます。
「主電源からお切りください」というのは、その言葉の通り「完全に電源をOFFにしてください」ということです。
使わないままでしばらくすると画面が暗くなるスリープモードでもなく
音が出ないように設定するマナーモードでもありません。
完全に電源を切り、着信できないようにするという事です。
歌舞伎座では携帯の電波が受信できないような防御システムが働いていますが、それでもメールやLINEができている人もいるようなので、システムをかいくぐって受信出来る機種もあるようです。
つまり、電源を切らないでおくと、お芝居の途中で携帯電話やスマートフォンの着信音が鳴り響いてしまうということです。
お芝居の一番いいところで「LINE!」とか着信音が流れたら、流れた本人よりもその周辺にいる観客、さらに舞台の上にいる役者さんまでもが、がっかりしてしまいます。
お芝居の途中で鳴り響く着信音の悲劇
みなさんお芝居を観に行くために、チケットを買って、スケジュールも調整してその日を楽しみに劇場に来られていると思います。
そして楽しみに観劇している途中で鳴り響く着信音。
歌舞伎だけでなくすべてのお芝居が台無しに・・・。
こちらは開演前にきちんと電源を切ってお芝居に向き合っているのに、マナーのできてない赤の他人に舞台をぶち壊されるのは本当に悲しい、というか怒りがこみあげてきます。
それは、真剣に舞台を勤めていらっしゃる役者さんもさぞやるせない気持ちになられるかと、それ以上に怒りの気持ちを表明されている役者さんも多いです。
2024年の浅草歌舞伎では毎日のように携帯電話の着信音が鳴り響き、開演前のごあいさつで役者さん自身が「携帯電話の電源を切って」と注意喚起されていました。
こんなことを役者さん自ら言ってもらわなければならないのはは本当に悲しいことです。
そしてとくに最近は、開演5分前のアナウンス後は劇場職員の方が客席でスマホを使用している方に個別に声掛けをされていますが、
それで電源を切るならまだしも、切ることができずにそのままバッグにしまうだけ・・・
もっと悲しいのは完全無視!という人もいます(涙)
私は大丈夫と思ってらっしゃるんでしょうか・・・(涙)
とにかく、劇場係員の方の「携帯電話・スマートフォンは主電源からお切りください」という言葉は、役者の言葉でもあると受け止めて、ご協力をお願いしたいです。
携帯電話・スマートフォンの電源の切り方
機種別の携帯電話の切り方の一例をご紹介します。
機種やタイプによって異なる場合もありますので、ご自身のスマホの電源の切り方入れ方は
各機種の公式サイトなどでご確認ください。
iPhone X以降(ホームボタン非搭載の場合)
本体の右側にある「サイドボタン」と、左側にある「音量ボタン」のいずれかを押し続けます。
すると画面に「スライドで電源オフ」と表示されるので、白い丸い部分を右にスライドすると電源が切れます。
iPhone 8以前(ホームボタン搭載の場合)
本体の右側にある「サイドボタン」を押し続けます。
そうすると、画面に「スライドで電源オフ」が表示されますので、白い丸い部分を右にスライドすると電源が切れます。
Galaxy(サムスン)
本体の右側面にある「電源ボタン」を1秒以上押し続けます。
画面にオプションメニューが表示されますのでその中の「電源オフ」とをタップ(押す)すると電源を切ることができます。
Xperia(ソニー)
本体右側面の音量ボタン(上)と電源ボタンを同時に押します。
メニューが表示されたら[電源を切る]をタップすると電源を切ることができます。
Pixel(グーグル)
電源ボタンと音量ボタン(大)を数秒間長押しし、
画面上の「電源を切る」アイコンをタップします。
AQUOS(シャープ)
本体側面の電源ボタンと音量UPボタンを同時に3秒以上長く押します。
画面に「電源を切る」と表示されたらそこをタップすると電源が切れます。
まとめ
今回は、歌舞伎鑑賞時の携帯電話・スマートフォンの電源を切るというマナーについてまとめてみました。
歌舞伎座では最近特に「携帯電話・スマートフォンは主電源からお切りください」との場内アナウンスや劇場職員の方からの注意喚起が再三あります。
生音を楽しむエンターテインメントである歌舞伎を鑑賞する際は役者さんの為にも共に鑑賞する客席側も気持ちよく鑑賞できるよう、マナーを守れたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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